ムクゲ自然公園の「秩父紅」 その2 マクロレンズでの撮影
前回の続きになりますが、『M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8』と、この記事で使用の
マクロレンズ『EF100mm F2.8L』の近接撮影での性能の違いについて簡単に触れたいと思います。
最短撮影距離は
- 『M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8』 25cm
- 『EF100mm F2.8L』 30cm
なので、『M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8』の方が被写体に寄ることができます。
しかし、近接撮影において注目すべきは、最短撮影距離ではなく、
最大撮影倍率になるのです。
最大撮影倍率とは、被写体が一番大きく写せる状態、つまり最短撮影距離で撮影した場合に、
撮影素子に写された像の大きさと、被写体の実際の大きさに対して、どれだけの割合で
写すことができるかということです。
この2本のレンズの最大撮影倍率は
- 『M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8』 0.12倍(35mm判換算で0.24倍)
- 『EF100mm F2.8L』 1倍
となります。
たとえば、直径10cmの円を被写体とした場合を考えると
- 『M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8』では、撮影素子面上では、2.4cmに写ります。
- 『EF100mm F2.8L』では、10cmに写ります。
つまり、撮影倍率が高いほど、被写体を大きく写すことができるのです。
ですので、マクロレンズを使用すると、小さな虫もこのように写すことができます。
このような撮影ができることが、マクロレンズの魅力です。
また、単焦点レンズですので、マクロ撮影以外の使用でも、とてもすばらい描写性能です。
一度、マクロレンズでの撮影の楽しさを味わってしまうと、花や昆虫の撮影のときには
なくてはならないレンズになります。
この撮影での使用機材は、『EOS60D』&『EF100mm F2.8L
』です。
これからの季節、登山やハイキングに行くときに、少しでも荷物が小さく軽い方が
いいので、マクロフォーサーズ用のマクロレンズもほしいですね。
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