秩父札所29番 長泉院
平成26年の秩父札所は、午歳総開帳が行われています。
通常はご本尊を拝観する際には、厨子の扉は閉めたままなのですが、
12年に一度、その扉が開かれます。
これは、巡礼者の方に親しく結縁の機会を持っていただくためだそうです。
牛歳に総開帳が行われるのは、馬が観音様の御眷属であるからという説や、
秩父札所の開創が文暦元年(1234年)甲馬歳であるからという説があります。
ですので、例年にも増して、秩父札所はたいへんにぎわっています。
先日、札所29番長泉院へ行ってきました。
(撮影日 H26.4.9)
目的の一つは、しだれ桜だったのですが、予想通り散っていました。
こんな予想は当たらなくていいんですが・・・
このしだれ桜は一度花が咲かなくなったが、再び咲くようになったことから、
「よみがえりの一本桜」という異名を持っています。
その理由は、毎年美しく咲いていたのですが、だんだん前方の杉が大きくなってしまったため、
日陰となり花が咲かなくなったそうです。
その時、浦山ダムの工事がはじまり、この日陰をつくっていた杉が伐採されました。
それからは、再び美しい花を咲かすようになり、「よみがえりの一本桜」の名がついたそうです。
なかへ入ると、ツツジがきれいに咲いていました。
紫色がとても鮮やかです。
観音様、お地蔵様もツツジに囲まれています。
今年は自分を見つめなおすのに、いい機会とするために
歩いて秩父札所めぐりをやろうと考えています。
忙しい理由をつけては、なかなか行動にうつせていないので、
気候も良くなってきたので、そろそろはじめたいと思います。
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