私のはじめてのカメラ選び ~失敗編
前回は私がはじめてのカメラ選びでキャノンのPower Shot G11を選んだ理由についてお話しました。
G11の購入にあたり、私は「滝を線のように撮りたい!!」というのが購入の理由でした。
そして、滝を線のように撮ることができて、非常にうれしかったのですが、この写真を撮る前にG11を購入して悔んだ出来事がありました。
今回は、G11を選んで悔んだ理由についてお話します。
私がこのカメラを購入したのは8月でした。
そして、このカメラを購入したことを悔やんだ出来事は9月に起こりました。
その出来事とは
小学校の運動会です!!
自分としては相当いいカメラを購入したつもりだったのですが、自分が撮りたい写真がまったくと言っていいほど撮れなかったのです。
特に、走っているところなど、動きのある写真が撮れませんでした。
アップで撮ろうとすると、AF(オートフォーカス)が間に合わず、もうそこに子供の姿はなかったのです。
また、写っていたとしても、自分が意図していたのと違っていたり、ピントがずれてしまったピンボケ写真がほとんどでした。
これには、とてもショックを受け、このカメラを購入したことを散々後悔しました。
それはAF方式にありました。
デジタル一眼では、「位相差検出方式」のAFを採用しているのに対して、G11では「コントラストAF」という方式を採用していたのです。
それは、G11はコンパクトデジカメになりますが、コンパクトデジカメは名前の通りコンパクトにすることが大切な要素の一つになります。
このため、「コントラスAF」というAF方式を採用していたのです。
コントラストAF方式とは、カメラ内部の撮像素子に映った映像に対し、ピントレンズを動かしながらコントラスト(明暗差)が大きなところを探して、ピントを合わせる方式です。
このため、ピント検出に時間がかかってしまうのです。
しかし、カメラの小型化や製造コストを抑える点においては非常にメリットがあるので、コンパクトデジカメや、ミラーレス一眼などでは、多く採用されているのです。
このため、コンパクトデジカメでは、動きのある写真がうまく撮れなかった要因の一つだったのです。
そんなことは、まったく知りませんでした。
コンパクトデジカメとデジタル一眼の違いは、『レンズが交換できるか、できないか』の違いぐらいだと思っていました。
この程度しか、カメラの知識がなかったので、このような失敗をしてしまいました。
今となっては、「失敗も勉強のうち」と思えますが、当時は悔しいやら、悲しいやらでたいへんでした。
もちろん、カメラのせいだけでなく、私の技量がないので、このような結果になったのですが、
カメラ初心者で技量がないからこそ、カメラの性能に頼らざるを得なかったのです。
そして、このことをきっかけに、デジタル一眼の購入を真剣に考え始めることになりました。
これについては、また機会がありましたら、お話したいと思います。
どうもありがとうございました。
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