オートモードからの卒業 ~F値を操作する
カメラってなんか難しいそうなので、オートモードしか使ったことがない。
でも、せっかく買ったカメラだからいろいろ使いこなしてみたい!!
なんて思っているようでしたら、オートモードから卒業してみませんか?
オートモードからの卒業するにあたって、知っておきたいのは絞り優先モードでの撮影です。
まず大切なのは、「絞り優先モードでは、何を操作するのか?」です。
これを理解せずに絞り優先モードを使いこなすことはできません。
絞り優先モードでは、F値を操作するのです。
例えば、私の愛用のレンズを例にとると、
EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS
EF70-200mm F4L IS USM
などの表示の中で、F3.5-5.6やF4と表記されているのが解放F値です。
・室内や夕暮れ時などの光量の少ないシーンでも使える。
・光量が少なくても、シャッタースピードが稼げるので、手ブレしにくい。
などのメリットがあります。
逆に、F1.4などの明るいレンズを天気のいい昼間に使用した場合には、光を取り込みすぎてシャッタースピードを1/8000で撮影しても白く写ってしまうことがあります。
もう一点は、背景のボケを操作することができます。
解放F4で撮影すると
F16で撮影すると
違いはわかりますでしょうか?
ピントはどちらもヒガンバナに合わせています。
F4での撮影では、背景がかなりボケていて、何があるのかよくわかりませんね。
しかし、F16での撮影では、背景がF4に比べてはっきりしていて、稲刈りをしているのがわかりますよね。
どちらがいいということはありませんが、撮影者が何を表現したいかです。
ヒガンバナの背景に写るもので、より秋を表現したいのか、またはぼかしてヒガンバナを強調したいかになります。
オートモードでは、このような表現を意図的に操作することができません。
ですので、カメラを購入したばかりで、オートモード以外を使用したことがない方は、ぜひ試してみてください。
撮影の楽しさがより一層増すこと間違いなしです!!
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